米放送管理局が転向、対中国唯一「情報・自由の窓」閉鎖の危機
【大紀元日本7月31日】海外独立系中国語放送局・新唐人テレビ(NTDTV、本部・NY)は、先月から中国大陸向け衛星放送の信号が衛星使用提供先の欧州衛星大手ユーテルサット社(本部・フランス)により一方的に中断された事件で、多くの支持者から関心を得たにも関わらず、中国向けの放送信号が依然回復されない事態が続いている。7月下旬、状況は悪化し、「中国大陸の空に情報の自由の窓を開いた」と評価されるNTDTVの中国大陸向け放送は、さらに大きな危機に直面している。
ユーテルサット社の衛星をリースしている米国政府放送管理局(Broadcasting Board of Governors、BBG)が、中国向け放送衛星のリースを中国政府管轄の衛星に切り替え、ユーテルサット社との衛星使用契約を今年7月31日付けで中止すると決定した。米放送管理局の決定につき、ユーテルサット社は先日、NTDTVに7月31日付けで衛星使用契約中止の通告を出した。
NTDTVは海外華人が運営する最大の中国人向け独立系中国語放送局。本部がニューヨークにあり、全世界で七十以上の取材拠点を設け、中国当局の検閲を受けず中国国内の情報を報じるのが特徴。中国本土では、約4千万から6千万世帯の家庭が受信できるほか、全世界で約2億人が視聴可能。
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