四川大地震百日追悼式:親の叫びが閉ざされ、校舎倒壊写真を公開した教師に懲役刑

【大紀元日本8月21日】四川大地震発生100日が経つ中、遺族による祀る行事が警察の厳しい監視の中で行われた。欠陥建築校舎の倒壊により1万人6千人以上の生徒の命が奪われたことについて、責任追及と補償問題に強い不満を持つ親たちに、当局は様々な方策を講じているのが明らかとなった。

現地からの情報によると、8月19日までの三日間、最も多くの死者を出した北川中学校では、親たちはわが子を弔う行事を続ける。8月19日に約数千人の親が集り、大勢の警察が周辺の各主要道路に配置され、至る所にパトカーや宣伝車がみられた。

大紀元に寄せられた市民の証言によると、8月18日午前10時半ごろ、綿竹市では欠陥建築問題の責任追及を訴える遺族らが集ったが、10分以内に大量の警察が現場に入り道路を封鎖、暴力で人々を威圧し退散させた。

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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。