【バンクーバー通信】海岸に流れ着いた足のミステリー

【大紀元日本8月22日】まだまだ暑い日々が続く日本の皆様に、ちょっとゾクっとする事件をご紹介しましょう。これは昨年の8月から今年の6月にかけて、BC州(ブリティッシュ・コロンビア)の大陸や小島に運動をはいた5足の人間の足が流れ着いたというミステリーです。

発見された場所や日付や靴のブランド、サイズがまちまちなので、私のほうでまとめてみました。

実は今月1日カナダに近い米ワシントン州沿岸に7足目の運動靴が発見され、ますます謎が深まっています。

この靴が発見されたのはホアン・デ・フカ海峡にあるポート・エンジェルスの西50kmの海岸。見つけたのは通行人の女性だそうです。

この靴のブランド名は不明で、ソックスの中に腐敗した組織が入っていてただ今検査が進行中で、結果が出るのは9月末あたりだそうです。

6番目が発見されたのはサンダーバード・リクリエーション公園とキャンプ場の近くの浜辺。遊びに来ていた女性が、友人にプレゼントする石を海岸で探していた時に見つけたもので靴下に包まれた骨が突き出していました。結局、検査の結果、動物のものと分かり、誰かのいたずらだということが判明しています。

最初の5足のうち3番と5番は同一人物のものと断定されました。

2番は、7月中旬にBC州メインランドで昨年行方不明になっていた男性のDNAと一致したことが明らかになりました。この男性はうつ病だったため、殺人事件との関連はいまのところ否定されているもようです。

専門家によれば、これまでにわかったことは、足はいずれも不自然な損傷がなく人為的にバラバラに切断されたのではなく、海水の水温、分解、捕食などによって自然に分離されたものとの見方が強くなっているとのことです。

それとこのような運動靴は浮力性が高いので、海流にのれば1600kmくらいなら流されるということです。

そして6番、7番は人が発見しましたが、最初の5つは散歩中のペットが見つけたようです。そりゃそうでしょうね。犬の嗅覚は人間よりもはるかに発達していますから。

まあ個人のことなんですが、私の兄は海の近くに住んでいて犬を2匹飼っています。毎日のように浜辺に散歩に行くのですが、若い方の一匹は、注意していないと、浜に打ち上げられたフグなんかも食べてしまいそうながっつき犬で、、、もし人間の足入りの運動靴なんか発見したらどうなるんだろう???こわいです。

いま人気のクルーズでも行方不明になる人がいるそうです。どんな理由かはわかりません。

早くこの謎が解決されるよう祈るばかりです。

あるのどかな日の光景1(大紀元)

あるのどかな日の光景2(大紀元)

バンクーバー記者=春馨)