中国製靴大量押収、使用禁止の発がん性物質検出=イタリア

【大紀元日本9月29日】中国の有毒粉ミルク事件の収拾がつかない中、イタリア中国製偽ブランド革靴から使用禁止の発ガン性物質が検出され、警察当局は問題の靴を大量押収した。

香港メディアによると、イタリア警察は今年5月から関連の捜査を始めていた。これまでに問題のある有毒革靴を170万足押収し、総額は2千万ユーロ(約2千900万ドル)に上り、イタリア国内で、近年最大規模の偽ブランド品取り締まりが行われた。その結果、華人21人とイタリア人7人が、偽ブランド品靴の販売と消費者への健康脅威の容疑で逮捕された。

当局の公表資料によると、問題の革靴からは、六価クロム(hexavalent chromium)が検出された。六価クロムは極めて強い毒性を持つ化合物。皮膚に付着した状態を放置すると皮膚炎や腫瘍の原因になるだけでなく、体内に蓄積すれば発ガン性もある。イタリアの法律はいかなる製品にもこの有毒化合物の使用を禁止している。

また、この種の靴は中国で製造したものだが、標識は「本革」「イタリア製」となっていたという。

一方、フランスや、イギリス、スウェーデンなどの欧州諸国ではこのほど、中国製ソファから基準値の10倍以上のカビ防止剤が検出され、使用者が皮膚感染症を起こす問題が発覚し、英国では千人以上の消費者が損害賠償を求めるため集団訴訟を起こした。

有毒粉ミルクに続き、有毒ソファ、有毒靴など、中国製品の安全性の問題がますます憂慮されている。

(翻訳編集・叶子)
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