中国湖南省:不正融資抗議の民衆、再び抗議活動
【大紀元日本10月2日】中国湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州吉首市で起きた不正融資事件の被害者たちは9月23日から25日までに毎日政府庁舎前に集まり抗議を行った。略奪や破壊行為の暴動にまで発展したため、当局は26日、暴動現場へ軍隊を派遣し、抗議者を指名手配した。暴動を引き起こした容疑者らに対して、自首を促す告示は吉首市の至る所に掲示されている。官製メディアの報道によると、すでに44人が逮捕され、地元住民たちは軍隊の厳重な警備下にデモは鎮静したかのように見えるが、不正融資事件の問題は未解決なため、民衆の怒りは収まっていないという。国際ラジオ放送「希望の声」が伝えた。
吉首市の住民李さんは記者に対して、「地元のメディアでは当局が逮捕した44人の内、不正融資事件の被害者は1人で、他は部外者だという。テレビの報道では、一部のスーパーでは男女入り混じっている群衆がガラスを壊す映像が流れていた」と語った。
李さんは、「町中に警察官が配置され、静かになったが、暴動に参加した人々はまだ全員逮捕されていない。実際、不正融資事件の被害者たちは暴動を起こすはずがなく、暴動を起こした者は単なる政府に対抗したいだけで、略奪まではしないだろう。しかし、彼らの行動は、不正融資の被害者たちの抗議活動を破壊してしまい、最終的に、民衆の中から何人かスケープゴートにさせられるだけだ」と訴えた。
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