カナダ元トップ・バレリーナ、神韻の魅力を語る

【大紀元日本1月17日】米国ニューヨークに拠点を構える神韻ニューヨーク芸術団は2009年1月13日、カナダ・トロントのジョン・バセット劇場で六回目の公演を行った。同公演を三回も鑑賞したことのあるカナダ・ナショナル・バレエ団の元トップ・バレリーナ、ヴァネッサ・ハーウッドさんは、インタビューで鑑賞の喜びと賞賛の言葉を語った。

ハーウッドさんは演舞者のレベルの高さにまず驚いたという。特に男性トップ・ダンサーの陳永佳は端正な顔立ちに加えて、高度な技術も身につけており、さらに観客を引き付ける強い情熱と魅力も持ち合わせていると高く評価した。また、女性トップ・ダンサーの任鳳舞について、「特別なものを持っています。強い表現力を持っており、内心の苦悩を上手く観客に伝え、観客席を舞台と一体化する力を持っています」と感動しきった様子だった。

また、公演を鑑賞して、宙返りなどの体操動作が中国古典舞踊から取り入れられ、発展したものだということに驚いた。「まったく知りませんでした。新しい発見でした。それに数千年の歴史の蓄積もあったからこそ、人を感動させることができます」とすっかり中国古典舞踊の魅力に取り付かれたようだ。「彼らはきっと厳しい訓練を受けたと思います。動作がとてもしまっていて、見応えある踊りでした」と絶賛し、いつか自分もこのような素晴らしい芸術団を持つことができればと、憧れの表情を見せた。

さらに、オーケストラの演出にも感動を受けたようだ。「普通の公演にオーケストラによる演出はありません。クラシック音楽と現代音楽の完璧な融合としか言いようがありません。本当に面白い試みでした」と興奮冷めない様子だった。

ハーウッドさんはかつて、カナダ・ナショナル・バレエ団の『白鳥の湖』で主演をつとめことで一躍有名になり、1984年カナダ国民の最高栄誉賞であるカナダ・ナショナル勲章を授賞した。現在、ミュージカルやフィギュアスケートの振付師として、各方面で活躍している。

世界ツアーを行っている神韻芸術団は2月11日より東京公演が始まる。その後、名古屋・広島・大阪でも公演。詳しくは、日本公演公式HPまで。

(翻訳・編集/高遠)