政権獲得六十周年、中共の厄年か
【大紀元日本1月18日】中国共産党が政権獲得60周年を迎える本年、旧暦新年(1月26日)を前に、中国のネット上で「山寨春晩」という言葉が話題を呼んでいる。「山寨」というのは、法的に認められていない、または権威を挑戦する非権威的な存在の意味。中央テレビ局の旧暦大晦日の定例番組「春節晩会」の政治美化目的に反発し、北京のある民間人が昨年11月、造反版「春節晩会」の制作を提案、大晦日に全国中継放送し、国家宣伝機構のシンポルである中央テレビ局への挑戦を宣告した。このアイデアに各地から熱い反響が見られ、幾つもの「山寨春晩」の娯楽番組制作が北京や上海などに現れた。
短い一ヶ月でこれらの制作に数千の番組が投稿され、民間企業から数百万人民元の協賛金が届けられ、ある地方テレビ局に衛星中継放送の話も提示されたが、国家放送局により禁止された。頻発する群集抗議事件、経済悪化に伴う高い失業率、民間の当局に対する憎しみが高まる状況で、造反を連想させる「山寨」という言葉に、中共当局は耳が痛いであろう。
「山寨」ブームの2008年
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