10月1日、上海の直訴者ら、天安門広場近くで強制連行

2009/10/02 更新: 2009/10/02

【大紀元日本10月2日】1日の朝、上海からの直訴者10人が、天安門広場へ行く途中、警察に拘束された。そのうちの4人は、現場から逃げ出した。中国当局は今年8月から、政権樹立60周年の式典を「円滑に運ぶ」ために、従来の「直訴制度」を廃止している。北京当局は、直訴者の簡易宿が集まる「直訴村」を取り壊し、ホテルなどの宿泊先も厳重に監視している。また、北京に通じる各主要道路には、大勢の私服警察が配備された。

逃げ出した直訴者によると、10人は天安門広場に着く2つ前のバス停で、直訴者阻止のために上海から派遣された私服警察に見つかり、拘束されたという。その際、直訴者4人は脱出に成功した。

情報筋によると、拘束された直訴者らは臨時収容所に連行されたという。

直訴者は「毎年、国の祝日になると必ず拘束される。国は賑やかに祝っているが、直訴者にとってはつらい日だ。今日は運試しで、中央指導者に会いたかった。我々の苦しみを訴えたい」と心中を明かした。逃げ出した直訴者らは、機会をみて再び天安門広場に出かけ、直訴する意向だ。

上海当局は、直訴者らに事前に、「直訴をすれば、拘留・強制労働に処する」という通知書を送っている。

上海世界博覧会のために立ち退きを余儀なくされた崔福芳さん。拘束された6人のうちの一人。天安門広場へ出発する前に撮影した写真(写真・杜斌)

「『国慶、国慶』、私は笑ってやる」と皮肉を言う上海からの直訴者・沈偑蘭さん(写真・杜斌)

(記者・駱亜、翻訳編集・余靜)

関連特集: 国際