レオナルド・ダビンチの絵の裏からスケッチ3点

【大紀元日本2月7日】ルーブル美術館は昨年12月、レオナルド・ダビンチの作品の裏側に、ダビンチ本人が描いたとみられるスケッチ3点が見つかったと発表した。ロイターが伝えた。

同美術館によると、ダビンチの作品の研究と修復プログラムのために館員がを壁から取り外したところ、絵の裏側に「馬の頭」「頭がい骨の半分」のスケッチが描かれているのを偶然発見したという。

このダビンチの作品「聖アンナと聖母子」は、1500年代前半に描かれたもので、スケッチの存在が分かったのは今回が初めて。美術館が更に赤外線カメラを使って調査を行ったところ、幼子のイエス・キリストが子羊と遊んでいるスケッチも見つかった。

「絵の裏側にスケッチが描かれることは極めて稀であり、今回の発見は、特例的だ。ダビンチのそのようなスケッチは他に前例がない」と美術館側はコメントしている。

3点のスケッチについて、美術館側は「描写法はダビンチを思わせるが、さらに調査を進めて作者を確かめたい」と説明している。

(翻訳/編集・田中)