著名漫画家「陶酔からインスピレーション」=神韻ソウル公演

【大紀元日本2月8日】韓国の政治漫画家・朴在東氏と『三国志』漫画家・李熹宰氏が、5日ソウルで行われた神韻国際芸術団公演を鑑賞した。

二人は韓国ではその名を知らない人がいないほどに著名な漫画家で、公演終了後も、その場を離れるのを惜しむかのように、公演の余韻を楽しみながら、感動を語り合っていた。

インタビューで二人は、今味わったばかりの感動をユーモアたっぷりに語った。

朴在東氏は、韓国人が天性の酒好きで歌好きだということを証明するかのように、まず『李白』から話し始めた。

『李白』は、才華溢れる中国唐代の著名詩人・李白を題材にした演目で、酔い心地の李白が仙女たちの美しく胸躍るような舞踊を観た後、千古の傑作を創り上げたというもの。

朴氏は、「私たちは芸術家でしかも酒好きなので、李白と仙女たちが一緒に現れた場面はとても印象深かった」という。

そして続けて、「スケールが壮大で、動くバックスクリーンは生き生きとして真に迫っており、ストーリーとぴったりマッチしていた。しかも、非常に優雅で柔らかく、それでいて個々のダンサーの動きはきびきびとしていて、高度な技をこなしていた。本当に陶酔の域だ。いつまでもその舞台を見続けていたかった」と語った。

朴氏はまた、神韻公演からインスピレーションを得たという。「現実とバックスクリーンに映し出される世界が交互に入れ替わるといった点から多くのインスピレーションが得られた。舞踊の動きも独特で、仙女たちが回ったときのスカートはまるで花のように美しく、忘れられない」。

神韻公演に深く感動したという朴氏は、「今私は、全身の関節が解きほぐされている。柔らかく優雅で美しい公演を観て、自分も柔和になったような気がする」と語った。

即興で公演の感動を絵に表わす朴在東氏(撮影=鄭仁権/大紀元)

一方、歴史の研究が好きで、『三国志』漫画家として著名な李熹宰氏は、「今日の演目の中には歴史故事が多く見られた。よく知らない話もあったが、観ればすぐに理解できた。まるで自分がその場にいるかのように、共鳴できた」という。

朴氏と同じく、公演から多くのインスピレーションを得たという李熹宰氏は、「公演を観たおかげで、これからは舞踊の動きをさらに美しく描けるような気がする。今日の公演はずいぶん参考になった」という。

また、「中国は悠久の歴史を持っており、豊かな典故と文化が含まれている。将来、それらがきっと世界中に受け入れられるようになるだろう」と語った。

著名な漫画家・李熹宰氏(撮影=鄭仁権/大紀元)

神韻国際芸術団は、韓国公演終了後来日し、2月11日~18日の間、東京、名古屋、広島、大阪で計7公演を行う。詳しくは日本公演公式HPをご覧ください。

(記者・王佳恵、韓妍、翻訳編集・瀬戸)

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