世界法輪大法デー、各地で祝賀イベント    

【大紀元日本5月13日】今年5月13日は、法輪功が世に伝授されて17周年の記念日、法輪功創始者の李洪志先生の58歳の誕生日でもある。各地で祝賀イベントが行われた。

李洪志先生は1992年5月13日、中国東北部の吉林省長春市で第1回目の法輪功講習会を開いた。法輪功の別称は法輪大法、中国佛家の気功修練法である。『真・善・忍』の基準で修練者を律し、道徳の向上を最重要視している。また、5式の緩やかで美しい気功動作もある。

法輪功を人に教えるに当たっては、謝礼を受け取ることや、自己流の考えを入れることは厳禁とされている。宗教形式を取らず、会員制度や会費も全くなく、すべてボランティアによって誠実に教え伝えられるている。それに加え、その著しい健康促進効果により、、たちまち人々の信頼を得て、中国社会の各層に広がった。

悠長で穏やかな音楽が流れる中、数十人から数千人までの学習者が5式の動作を煉っている。そのような煉功風景は、北のロシアから南のニュージーランドまで、寒冷な北欧から常夏な南アジアまで、北米、南米、豪州、アフリカなどに広がっている。

1999年7月、中国公安当局の内部調査のデーターによれば、国内で法輪功学習者が7千万人から1億人に達し、共産党員と政権の幹部も多く含まれている。同年7月20日、中国当局は法輪功を非合法組織と定め、弾圧しはじめた。

いまでは、数十万人の学習者は修練を放棄しないとの理由で、強制労働収容所に監禁されている。名前が確認された拷問による死亡者は3263人となり、精神病院に監禁され精神薬物または中枢神経を破壊する薬物を強制注射される学習者は数千人に達した。大勢の人は強制洗脳センターに収容され、無数の人は迫害から逃れるために家を離れ放浪生活をしている。2006年年初では、政権内部の告発により、強制労働収容所に監禁中の法輪功学習者から臓器を強制摘出・売買することが判明。連帯責任を追及された家族や、友人、同僚などは億万人に達する。法輪功弾圧に投じた財政は国のGDPの1/4に占めるとの説もある。

多くの法輪功学習者は、心身ともに健康になったと口を揃えている。台南市98歳の馬さんは、修練前は全身病気だらけで、薬漬けの日々を送り、生きる勇気を失いかけていた。十年前から法輪功を習い始め、まもなく生まれ変わったかのように健康になった。

ドイツの法律学専攻の大学生フランクさんは、1999年、中国当局が弾圧を始めたとのニュースで法輪功を知った。その書籍「転法輪」を読んだ後、多くの人生の疑問が解かれ、修練の意味を真に分かった。性格が穏やかになり、心身の健康と調和を実感したという。

2001年6月、カナダのトロントでの交流会で、ある女性は法輪功学習者である母親の修練の実話を語った。病魔に苦しまれ、中年で離婚し、老年に子を亡くしたこの不幸な中国人女性は、法輪功を修練し始めてから、人生が根底から変わった。「母の変化は凄まじいものでした。非常に活発的で大らかになった母を、周りの人が皆、好んで接するようになりました。仙人と道士の気品を感じ、とても親しみやすいと言われています」。この母親は、中国当局の天地を覆す弾圧の中、強権に屈さずに法輪功修練の堅い心を堅持しているという。

いま、中国国内の学習者が「殴られても殴り返さず、罵られても言い返さない」の教えに従い、残酷な迫害に対し、暴力を講じず、屈することなく「真・善・忍」の信念を貫いている。国際社会において、北米、アジア、欧州、豪州など世界各地の学習者が平和と理性を持って、法輪功弾圧の真相を説明し続け、人々に対し、共同でこの弾圧を制止するよう呼びかけている。

これまでに、法輪功は114の国と地域までに広がり、その書籍は30数カ国語に訳され出版されている。2000年から、世界各国の法輪大法佛学会は、5月13日を『世界法輪大法デー」と決めた。台湾では、約50万人の学習者、日本では1千人あまりの学習者がいる。インドでは、法輪功が大人気になりつつ、いまや、多くの学校が授業として取り入れている。

オランダでの煉功風景

トルコの学習者

ドイツの学習者

スペインでの煉功風景

英国でのパレード行進

フランスでの煉功風景

オーストリアでの煉功風景

イタリアでの煉功風景

ロシアの学習者

ウルグアイの学習者が煉功動作を教えている

メキシコの学習者

 カナダのトロントで煉功する学習者

ベルギーの学習者

ニューヨークで煉功する学習者

シカゴで煉功する学習者

米国ワシントンで煉功する学習者

法輪功学習者となったパプアニューギニアの元副大統領一家

豪州のメルボルンの学習者

イスラエルの学習者

インドネシアの学習者が人文字を作った

5月10日、数百人の香港、台湾、シンガポールの学習者が香港に集まり、祝賀パレードを行った

韓国での煉功風景

日本の学習者が5月10日、東京都内で祝賀パレードを行った(大紀元)

インド、法輪功の授業を行っている学校

関連記事
「包括的戦略パートナーシップ条約」締結など露朝関係が強化される中、中朝関係には隙間風が吹いている。元来、露中朝関係の内実はどうなのだろうか。金正日元総書記が亡くなる前に金正恩氏に「誰を信じても良いが、中共だけは信じるな」と言ったとされる。
ファーウェイが世界初の「三つ折りスマホ」 が先月下旬に発売し注目浴びるも、開始直後からトラブルが相次いでいる。サムスンのパクリ疑惑や購入後1か月で液漏れなど…
カナダ政府はTikTokカナダ支社を国家安全保障上の理由で閉鎖を命令。個人利用は禁止しないものの、データ収集や中国共産党の影響力行使への懸念が広がっている。各国でも同様の措置が進行中
14日に2025年版「世界大学就業力ランキング」が発表され、米国が上位を独占している。日本は東京大学を含む9校がランクインし、アジア全体で52校が250位以内に入り健闘した。
11月5日、イギリス上院議員デイビット・アルトン卿は、法輪功学習者が生きたまま臓器を摘出され、殺害される残虐行為を受けていることを強調し、イギリス政府は、中共のこれらの行為に、断固として反対すべきだと述べた