【バンクーバー通信】バンクーバーのスーパー・マザー・ダック

【大紀元日本5月29日】5月23日掲載の「雑種犬、全米ヒーロー・ドックに」を読んで思い出したのですが、カルガモのお母さんが警官の協力を得て、排水溝に落ちてしまった雛たちを無事救出した、、、という実際にバンクーバーで起こった事件をご紹介しましょう。

この事件は2001年の7月ローカルの新聞「バンクーバー・サン」に掲載されました。当時、記者はこの事件が起きた、グランビル・アイランド(市場がある観光地)に仕事場があって、仕事中ラジオでこのニュースを聞いて驚いた記憶がありました。

7月のリポートって、ちょっと納得いきませんが、7月でもカルガモの雛が孵るのでしょうか。

リポートによれば、7月11日(水)、一人の警官、ピーターセン警官はグランビル橋の真下を歩いていたら、一匹のダック(カルガモ)がグワーグワーと鳴きながらヨチヨチと歩いてきて、彼のズボンのスソをくちばしで啄んだ。

ピーターセン警官は「なんだこりゃ?」と思い、ダックを振り払おうとした。がダックは諦めなかった。ダックは鳴きながら彼のまわりをヨチヨチ歩き回り、そして20m先方までヨチヨチと歩いていき、そこにある排水溝の鉄格子の上に座った。

ピーターセン警官はそれを見ても???何も思いつかなかった。で彼が歩き出そうとしたとき、又もダックはグワーグワーと鳴きながらヨチヨチと彼のまわりに纏わりつき、彼のズボンのスソを掴んだ。

そこでダックが2回目に排水溝の鉄格子の所に行ったとき、彼もあとに付いて行った。そして8匹の小さな雛たちが排水溝の中にいるのを見つけた。この鉄格子の隙間から落ちてしまったに違いなかった。

彼はケレン警官に電話した。ケレン警官は2人の巡査をつれてやってきた。3人が来るとダックは又しても3人の回りをグワーグワーと鳴きながらヨチヨチと歩き回った。そして鉄格子の上に居座った。

ケレン警官が鉄格子の下を覗いているあいだ、ダックはカーブのところに座って見ていた。2人の巡査はレッカー車でこの鉄格子を取り除き、雛一匹づつを柄の付いた笊ですくって救出した。

全部の雛が救出されるとお母さんダックは8匹の雛たちを従えて、池に飛び込みましたとさ、、、。

ナントも感慨深い事件でした。お母さんダックも必死だったわけですが、警官を選んだのは正解でしたね。これって偶然だったんでしょうか。

こちらはカナディアン・ギースの雛と親子。カルガモよりもはるかに大きいけど可愛いです。(写真=春馨/大紀元)

グランビル・ブリッジから撮った池の写真(写真=春馨/大紀元)

(記者=春馨)

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。