【草木染めの植物】朴(ホオ)

【大紀元日本6月5日】山地に多い日本特産のモクレン科の落葉高木。6月ごろ香りの強い大型の白い花が開きます。古くは葉に食物を盛ったり、包んだりしましたが、今でも朴葉味噌(ほおばみそ)などに使われます。材は柔らかく、きめが細かいので、下駄の歯や細工物、版木に使用されます。古名を「ほほがしわ」といい、万葉集にも載っています。樹皮は生薬名で和厚朴(わこうぼく)といわれ、中国産生薬の厚朴の代用品として使われています。

【薬用効果】厚朴は天日乾燥した樹皮で、気の流れをスムーズにしますが、胃腸に働けば、配合の生薬により、下痢、腹痛、腹満、便秘などに様々な効能を発揮します。また、肺に働いて呼吸困難、喘息に有効です。一日量は乾燥物3~9gを煎服します。花の蕾は厚朴花といい、同様に使用されます。

【食用】若葉におにぎりや寿司、餅などを包むと、良い香りが移り、風情があり食欲をそそります。山間部では郷土料理として、乾燥した葉に味噌をのせ(朴葉味噌)、炭で焼きます。味噌にねぎ、しいたけ、かつおぶしなどをまぶしながら食べます。また、開花前の蕾をホワイトリカーに浸けて花酒をつくります。

▶ 続きを読む
関連記事
同じ家族でも異なる自閉症の姿――鍵は2つの遺伝的要因にあった。最新研究が示す遺伝の仕組みと、重度自閉症に希望をもたらす治療の可能性を丁寧に解説する注目記事。
いま、「成人」という言葉は、主に「年齢」を表すものとして使われています。「何歳からが大人か」という数字の話はよ […]
睡眠は「良い・悪い」だけでは測れない。研究が明かす5つの睡眠パターンと脳への影響を解説。自分の眠りの癖を知り、心と体を整えるヒントが見えてくる注目記事。
もう2026年?もう1週間たったのに、年が始まった気がしない。同じ感覚の人、きっと多い。無理に切り替えなくていい。焦らなくていい年明けの話。
ココアは甘いご褒美だけではありません。最新研究が示す抗炎症作用と心臓への恩恵を、専門家の助言とともに解説。効果を引き出す「賢い摂り方」が分かる一編です。