アイヌ新法制定を―有識者懇が国へ報告書提出

【大紀元日本7月30日】佐藤幸治京大名誉教授が座長を務める「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」は29日、アイヌ民族の生活向上の施策などを盛り込んだ「アイヌ新法」制定をまとめた報告書を河村官房長官に提出した。

今回の報告書には、「先住民族」のアイヌは、明治政府の同化政策から人口が急減し、近代化政策によりその文化は著しい打撃を受けたと明記している。また、「国には先住民族であるアイヌ文化の復興に配慮すべき責任がある」と強調している。

報告書の要点として、「アイヌ民族の日(仮称)」を制定するなど国民理解の推進、伝統工芸品などアイヌブランド確立を盛り込んだ産業振興、アイヌ民族の意見を踏まえた協議の場を設置する推進体制確立とその立法措置など。

(佐渡)

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。