<政権樹立60周年>教授の解放を求め、北京大学学生らが抗議デモ

【大紀元日本9月21日】中国の名門大学・北京大学の学生約100人が2日連続で、北京市海淀区公安支局前に集まり、当局に拘束された北京大学教授、丁小平氏の解放を求めた。数人の学生が警察に殴打された。丁氏はかつて天安門事件当時、北京大学生徒会のメンバーとして活動に参加していた。規模は小さいものの、共産党中国政権樹立60周年の敏感時期の今、89年の天安門学生民主運動以来初めての学生による民主抗議事件として注目されている。

共産党中国政権樹立60周年を前にして、当局は直訴者や異見者に対して、拘束、北京からの追放などの制御行動をエスカレートさせている。これに不満を募らせた人々が抗議をし始めた。AP通信社によると、約100人の北京大学学生が20日から2日連続で、北京市海淀区公安支局前で、同大学教授丁小平氏が当局に拘束されたことに抗議を行った。丁氏は法律に反することは一際していないことから、解放を求めた。5、6人の学生が警察に殴られ、軽いけがを負ったという。

学生らは、中国当局は10月1日の祝典を前に、丁氏を拘束したものとみている。

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