流行語で読み取る激変の中国(16)
【大紀元日本12月16日】
経済の高成長にともなって、中国はだんだん裕福になっている。しかし、経済が成長すればするほど、生活はかえって苦しくなる、と苦情を言う中国人は少なくないようである。それは一体なぜだろう。
今流行っている「順口流」「生老病死の難」(題名は筆者)が、その謎を示している。つまり、収入がいくら増えても、異常な値上がりに追いつかず、人々はずっとインフレに翻弄されているというわけである。
順口流
原語:
生不起、剖腹一刀五千幾。
読不起、選個学校三万起。
住不起、一万多元一平米。
娶不起、没房没車誰跟你。
病不起、薬費譲人脱層皮。
死不起、火化下葬一万幾。
生老病死の難
邦訳:
子供を産むことができない。
なぜなら、帝王切開したら5千元もかかるから。
大学に入学することができない。
なぜならば、どの学校も学費が最低3万元からだから。
住宅を買うことができない。
なぜならば、1平米が1万元以上だから。
嫁を娶ることができない。
なぜならば、住宅も車もないので嫁になってくれる者がいないから。
病気にかかってもいけない。
なぜならば、医薬費用は身を削るほど高いから。
死んでも死ねない。
なぜならば、火葬と葬式の費用は1万元以上も取られるから。
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