【大紀元日本3月9日】河口湖「オルゴールの森」でオルゴールの修復を担当する磯貝憲男さんは、世界に5人しかいないと言われる、自動演奏楽器の修復技術者の1人。そんな磯貝さんが6日夜、東京五反田「ゆうぽうとホール」の神韻芸術団東京公演を鑑賞に訪れた。神韻公演を鑑賞するのは、昨年に続き2回目である。
「芸術的に大変すばらしい。しかし、それ以上に癒しのパワーがすごいです」。癒しの楽器と言われるオルゴールの専門家は、公演直後に感激した様子でこの日のステージを称えた。「仕事上、たくさんの自動音楽を聞きますが、(その楽器の)製作者によっては、聞いていて頭が痛くなるような音楽と、逆に癒すだけの力を出す音楽があります。今日のステージはまさに後者で、全体のエネルギー、癒しのエネルギーがものすごいです」。音に対して鋭い感覚を持つ磯貝さんは、公演の音楽性をこのように絶賛した。
昨年の神韻公演の際には、神韻の舞台の芸術性を称えた磯貝さんは、「去年の場合は技の見事さ、全体のバランスの良さなど芸術的に圧倒されましたが、今回はそれはもう当然の話として、その高い芸術性があるが故に、またその芸術性をも超える人の心まできれいにする力強さを感じました」と外見から内包まで、神韻が表現する世界の奥深さに共感した。
「歌手の声はすばらしい。オペラ歌手のように、マイクなしで生声で歌ってほしい。本物の声にとっては、マイクはもはや邪魔になります。二胡もオーケストラもすばらしい。心身ともに浄化する癒しの力がある」と音の匠がこの日の舞台から流れてきた音色に魅了され、感激した口調で次々と称えた。
30年以上自動演奏楽器と関わってきた磯貝さんは、「音楽、あるいはビジュアルの世界で、癒す世界というのは、非常にめずらしい。神韻の舞台からは、音楽の面においても、ビジュアルな面においても、内在的な面においても、すべてそのような境地を感じました。疲れがすっかり取れるステージです」と語り、「一切を超越した形でたいへんすばらしい世界だ」と最後まで舞台の余韻に浸り、名残惜しげに会場を後にした。
※神韻芸術団は今夜、横浜で公演を行い、12日に広島、15日に福岡、17日に西宮で公演を行う予定になっている。
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