1分で読める故事成語(大紀元)

推敲(すいこう)

【大紀元日本4月11日】

「人生は<死に至る>戦ひなることを忘るべからず」

これは、芥川龍之介が服毒自殺をするに当たって、子供たちに残した「わが子等に」と題する遺書の一節である。直筆の遺稿には、あとから「死に至る」の文言が加えられた跡が見られ、推敲を重ねる作家として知られる芥川が、死にゆく間際まで文章を練っていたことがわかる。

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