チベット自治区でM5・2 青海省大地震と関係性

【大紀元日本4月17日】17日午前8時58分、チベット自治区ナチュ地区聶栄(ニィヤロン)県でM5・2の地震が発生した。深さは約10キロ。チベット地震局職員によると、今回の地震と青海省玉樹県の大地震とは関係があるという。

国家地震台ネットの測定によると、今回地震の発生した区域は青海省玉樹県と同じ巴彦喀拉ブロックに属しているが同じ断層帯ではないという。

聶栄県は高海抜草原地区に属し、人はほとんどいない。現在具体的な災害状況は調査中である。

チベット自治区地震局のソレン副局長によると、今回の地震は聶栄県では今年に入って3度目のM5・0レベルの地震で、群発地震に属するという。今年3月24日、この地区では連続してM5・7とM5・5の地震が発生しており、人や家畜への被害は出ていないものの建物の倒壊や亀裂などの財産損失が出ている。

同県県委員会弁公室の付仕福主任は、今回の地震発生時、県庁所在地では強い揺れを感じたが目立った損失は無い。現在県内では4つの工作組が災害状況の調査に当たっていると伝えた。

(翻訳編集・坂本)
関連記事
 【大紀元日本4月16日】4月14日、死者2698人、行方不明者270人を出した中国青海地震から1年が経過した。チベット人にとって、一周忌は死者の霊を浄土へ導く重要な法事が行われる日であるが、被災地の
 【大紀元日本5月26日】先月起きた青海大地震の救済金受給資格を求め、青海省玉樹県のチベット族住民約200人が先日、現地政府の前で抗議した。チベット族住民には正式な玉樹の戸籍がないため、4月14日の震
 【大紀元日本4月30日】青海省大地震から2週間が経過し、寄付金集めのキャンペーンが進んでいる。同省西寧市に住む一部のチベット族作家や学者らはチベット語で、地震で亡くなった人たちへの哀悼文を連名で綴り
 【大紀元日本4月25日】青海大地震から9日、薬不足や寒さにより健康を害する被災者の数が増えている。一方、中国当局は「救援のピークは過ぎた」と宣言し、政府職員らが被災区からの撤退を始めている。22日早
 【大紀元日本4月24日】中国青海省玉樹県で起きた大地震から7日目の20日、被災区は大雪に見舞われた。この日、チベット僧による犠牲者への祈祷と救済活動が引き続き行われていたが、政府に被災地から退去する