「恐るべき人肉捜索」に怯え 中国の官員、ネット恐怖症か=政府誌調査
【大紀元日本5月11日】中国の官員は今、「ネット恐怖症」にかかっているようだ。使用する高価なタバコと時計が誰かにネット上で明かされたことがきっかけで賄賂問題が発覚し、11年の判決を言い渡された南京市元不動産管理局局長の周久耕。多数の女性との親密な関係を赤裸々につづった日記を誰かにネットで公開され、ネット利用者による「人肉捜索」(※)に遭い身元が明かされ、免職に追い込まれた広西自治区のタバコ専売局局長の韓峰。インターネット利用者が事件の真相の追究またはある人物の特定を行う「人肉捜索」などのネット調査によって失脚する幹部が相次ぐ中、金銭問題や女性問題などスキャンダルまみれの幹部らは、いつ自分が標的になるのかと、戦々恐々している。
「宣伝部長と県委書記、恐怖症に最もかかやすい」
政府系雑誌『人民論壇雑誌』がいくつかのポータルサイトでネット利用者に、「現代中国官員のネット恐怖症」をテーマにアンケート調査を行い、「ネット恐怖症にかかっている官員の割合」、「ネット恐怖症に最もかかりやすい官員の階級」、「ネット恐怖症の症候」などの質問を行った。調査はネット利用者の間で大きな反響があり、3日間で、党と政府幹部約300人を含むネット利用者6243人が、アンケートに答えた。
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