ユーロ下落で、人民元切り上げを遅らせる見通し=中国経済紙

【大紀元日本5月26日】24日から二日にわたり、米中戦略・経済対話が北京で行われた。注目される中国の人民元切り上げ問題の行方に関しては、米財務省は、中国側に「自主的に進めるよう要請しているが、中国側は、為替政策の変更には慎重な姿勢。

最大の輸出先である欧州が財政危機に揺れる中、人民元の切り上げは引き延ばされる様子だ。中国経済サイト「アジア為替ネット」の24日付けの報道によると、米中戦略・経済対話は人民元対ドルの切り上げ促進にはならず、逆にユーロの急落により、中国が予定していたドルペッグ放棄の決定を後回しすることになる。

スタンダードチャータード銀行による最近のカスタマー宛の通知にも、人民元のドルペッグ放棄は、近い将来は発生しないだろうと予測されている。

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