【大紀元日本6月1日】 23日と24日の両日、自然と農業の大切さをアピールする「ナチュール・キャピタル(Nature Capitale)」のイベントが、パリのシャンゼリゼ通りで盛大に開催された。大掛かりなイベントのおかげでシャンゼリゼは一晩で豊かな田園風景に一転。壮大な光景をひとめ見ようと、約230万人が訪れた。
「ナチュール・キャピタル」は、仏フォンデリエ財団(Fonderie)のガッド・ベェイユ氏(Gad Weil)が発起人として、青年農業組合 (Jeunes Agriculteures)、フランス山林組合(France Bois Foret)などが共同で行った。
イベントに出展されたすべての作物や家畜は、フランス各地から集まった若手の農民2千人以上が、6カ月の月日を費やして育てたもの。8千本の植物が綺麗に並べられ、凱旋門とコンコルド広場をつなぐシャンゼリゼを埋め尽くした。また、足元には大量の木くずが敷かれ、人々は土の上を歩くような感覚を楽しんだ。
畑にはトマト、ズッキーニ、さやいんげん、ジャガイモなどバラエティに富んだ野菜がひしめく。フランスワインの主役である葡萄畑や、人目を引く鮮やかな菜の花畑が辺りを埋め尽くした。
ベェイユ氏が同様のイベントを行ったのは20年前。当時はパリのシャンゼリゼ通りを小麦畑に変身させ、世界から注目を浴びた。このイベントはパリに次いでニューヨーク、ベルリンでも予定されている。
スターになった牛(大紀元・章楽)
シャンゼリゼに現れた菜の花畑(大紀元・章楽)
野菜で作ったピラミッド(大紀元・章楽)
(翻訳編集・豊山)
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