鐘乳洞の五色の水=中国貴州
【大紀元日本6月17日】中国貴州省徳江県北部の標高1,300メートルの所に、「仙人鐘乳洞」と呼ばれる珍しい場所がある。この鍾乳洞の中には5つの大広間があり、それぞれ違う色の地下水が流れている。
鍾乳洞がある山に登ると、岩の隙間から白い乳液のような液体が流れている。手に取るとこってりと濃度が高く、地元の人たちはこれを「大地の乳汁」と呼ぶ。
「大地の乳汁」から険しい山の斜面を300メートルほど下ると、仙人鐘乳洞の入り口がある。洞口は高さ約5メートル、幅は3メートル。
冷気がたちこめる洞内には、5つの大広間が並ぶ。第一の大広間には大量の乳白色の水が流れ込み、水はすべて白く染まっている。 第二の大広間は比較的乾燥しており、周りの岩の隙間から黒色の乳汁が流れ込み、地面を黒く覆っている。
第二の大広間から狭い洞穴を出ると、第三の大広間につながっている。ここには、大変珍しい濃赤色の川が流れている。深さは測定できない。赤色川上流の左側にある洞穴からは黄色の水が流れ、河床が金色に染まる様子は壮観だ。第四の大広間に入ると、そこには無色の地下水流が流れている。
1つの鐘乳洞内に5種類の色の地下水流が存在するのは、大変珍しい。5つの地下水流が互いに合流すること無く、どこから流れて来てどこへ流れて行くのかも分からない。ここはまさしく、美しくも神秘的な仙人峡だ。
仙人鐘乳洞を流れる赤色の川(ネット写真)
仙人鐘乳洞を流れる黒色の川(ネット写真)
仙人鐘乳洞を流れる乳白色の川(ネット写真)
(翻訳編集・盛徳)
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