従業員22人、集団飛び降り示唆で減給に抗議 屋上で6時間=広東省深セン市

【大紀元日本7月10日】先週、広東省深セン市で、深セン市婦女児童発展センターの従業員22人が減給への抗議として、同センターの屋上に上り飛び降りをほのめかす事件が発生した。炎天下の中、6時間の交渉の後、最終的に同市婦人連合会主席が彼らの要求を考慮するとの回答を伝え収束した。

深セン市の国内最大の委託製造工場である富士康で従業員連続飛び降り自殺事件が発生したことをきっかけに、今年5月以来、製造業の賃上げストの風潮が全国規模で巻き起こった。今回の集団飛び降り抗議事件も人々の注目を集めた。

地元の「南方都市報」によると、もともと政府機関だった深セン市婦女児童発展センターは07年に企業の運営体に変わり、60人以上の従業員を抱えている。今年6月末の従業員大会で、同センターは給与基準の調整を行うことを発表。新基準に照らし合わせると、全従業員の給与が半分近くにまで下がることが明らかになった。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。