中国で言語革命:北京、全市民に英語推進 広州、広東語放送中止に市民猛反発

【大紀元日本7月14日】中国では最近、言語の使用に関して、北部と南部の中心地で二つの政策を同時に推進している。首都北京では最近、「首都言語環境建設計画」を発表。「美容師から警察官まで」市民全体の英語強化をはかり、北京市を「文化面で有名な都市」から、近代的な「世界都市」に一変させようとするキャンペーンを実施している。

一方、南部の広東省省都・広州市では、広東語をメインにしたテレビの放送中止や、学校での広東語使用制限規定を政府が打ち出したことで、市民が大きく反発し、抗議活動にまで発展している。

国営英字紙「環球時報」(Global Times)12日の報道によると、北京市当局は先日、「美容師から警察官まで市民全体」の英語強化計画を発表した。今後5年間で、北京市でテレビ・ラジオの英語放送や英字新聞が開始されるほか、市内の全ての幼稚園で英語教育が導入される。また、サービス業にたずさわる40歳以下の従業員や美容師の60%以上、警察官の80%に、英語の資格試験に合格することを義務づける。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。