不法口座100件凍結 米、北朝鮮への金融制裁に着手
【大紀元日本7月24日】米当局が北朝鮮への独自の金融制裁に着手したと、23日付の韓国紙「中央日報」が報じた。北朝鮮の不法資金が預けられた海外銀行の約200口座を特定し、このうち不法容疑が明らかな口座約100件について、銀行側に通知し、資産を凍結させる措置に踏み切ったという。
今回の金融制裁は21日、ソウル市内で開いた米韓外務・国防閣僚会議(2プラス2)後の記者会見でクリントン米国務長官が表明したもの。韓国哨戒艦沈没事件を踏まえ、指導部の責任を問う姿勢を明確にした。
外交消息筋の話によると、米国は哨戒艦沈没事件以前から北朝鮮の不法資金のルート調査を行ってきたが、このタイミングで凍結措置に移ったのは、先日採択された実質的な中身のない安保理議長声明を補完する意味があると「中央日報」は分析した。
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