中国の奇妙な衛星実験 サテライト・ウォッチャーの懸念
【大紀元日本9月12日】中国が行った衛星2基の奇妙な演習は、米宇宙研究財団で衛星観測をする人(サテライト・ウォッチャー)に不安を与えた。6月12日から8月16日にかけて、中国の2基の衛星をわずか数百メートルまで軌道上で接近させたり放れさせたりする奇妙な実験を少なくとも6回繰り返したが、これについて中国政府がほとんど公に明らかにしていないからである。
今回の中国の衛星実験については、宇宙利用を研究する民間団体「セキュアワールド財団」が米軍提供の情報を分析して明らかになった。中国政府メディア新華網は、18日付けのロシアのインタファクス通信の報道を引用して22日に初めてこのことを報道したが、当局は公式な発表を出していない。
この2つの衛星「実践12号」と「実践6号」03組A星の演習は、将来、「中国が他国の宇宙観測機器に接近・接触し、破壊させる目的で行われた可能性があるとサテライト・ウォッチャーは懸念している」と、米メディアNBC科学部門の編集者、アラン・ボイル氏は同紙ウェブ版で述べている。またボイル氏は「もし彼らの予想が事実ならば、大きな国際問題に発展しかねない。最悪の場合、国際宇宙ステーション(ISS)や各国の通信衛星、地球観測衛星、軍事衛星などの通信が絶たれることとなる」と続けた。
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