ヒゲは糊でくっつける 高麗人参、栽培物を天然物に細工=北京
【大紀元日本10月1日】北京に住む梁さんは、1本80元(約千円)で高麗人参の「天然物」を20数本購入した。健康のために人参酒を作ろうとして人参をお酒に漬けた途端、人参のヒゲが1本また1本ととれていくではないか。びっくりするのも束の間、今度は尾(太い根部)の先端もとれてしまった。
9月27日付の国内紙・新京報で報じられたこの記事によると、梁さんが「天然人参」を購入したのは北京市内で開催された黒竜江省の土産品展だったが、このようにヒゲのとれる人参は北京の市場でよく見られるという。天然人参は栽培物と見た目には大差ない上、栽培物の10倍近い高値で取引されているため、細工を加え栽培物を天然物に見せかける業者が後を絶たないという。
その細工も至って単純。尾とヒゲの長い人参は薬効の強い多年根とされるため、尾の先端部と長いヒゲは糊でくっつけてしまう。もともと表面が滑らかでない人参だからこそごまかしやすく、「虫眼鏡じゃないとわからない」と業者は言う。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。