英国バイリンガル子育て奮闘記(58)クマのアシスタント(1997年頃)

【大紀元日本10月25日】文部省の通信学習というのを1年生の時からやっていたが、2年生で算数の九九算の壁があり、いろいろな意味で限界を感じた。まだ習っていない漢字が提出用のシートの問題に含まれていた時は、出題者は漢字のない環境で日本語の子育てしたことがないんだな、と落胆した。

それでも、だましだまし、大きなぬいぐるみのクマちゃんに鉛筆をもたせ、「わー、クマちゃん上手」などと言って、思わず娘も隣で鉛筆を持って字を書いてしまうように引き込んだりしながら、なんとか3年生まで持ち込んだ。ちなみに、このクマちゃん、日本製。2年生の訪日の際、日本で親戚が持て余していたところをいただいてきた。あまりにも大きかったので、帰りのフライトで一座席はとれないでしょ、と娘を諭して、一ヶ月遅れで船と鉄道の旅をして我が家に来てもらった。三年生くらいまでの漢字が書ける、実に賢いクマである。

通信学習の教材といっしょに「地球新聞」というのが毎月送られてきた。 後ろのページに親を対象にした、少し専門的な記事があった。その中で印象的だったのが、7歳から14歳の間、どこで生活したかで、人格形成に大きな影響が及ぼされる、という内容のものだった。この時期に日本の生活を体験させれば、どこかに日本が残るんだ、とこの7歳から14歳という数字を常に頭に置いていた。

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