強制移転に抗議 武装警官に暴行される 村民ら、土下座で懇願=貴州省

【大紀元日本10月28日】中国貴州省貴陽市近郊でこのほど、地元政府による家屋強制移転の暴力事件が発生した。移転に同意していない多くの住民が武装警官に暴行され、重傷者が多数出た。政府の組織的な暴力行為に、一部の住民は土下座して懇願したという。

目撃者によると、貴陽市近郊の王家寨の農民は代々農業で生計を立てている。1年前から、現地政府は農民の宅地と農地を不動産開発業者に売却し、不動産開発業者から農民に支払われるはずの賠償金を一部着服した。結局、農民が受けた賠償金は周辺地区の住宅販売価格の半分にも満たないため、家を買えないでいる。そのことから、多くの農民は家屋の移転に同意していない。

9月に、200人余りの正体不明の暴漢が村にやってきた。全員大きな刀を振り回して、家屋移転の同意書に署名するよう農民を脅した。

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