【呉校長先生の随筆】ー ビリになった我が家の優等生 ー
【大紀元日本11月11日】IQは並み程度だが、努力家の我が家の三女は、高校2年生。学校の成績は父親である私が学生だったころよりも断然に上である。娘の期末試験の結果はクラスで7番、全進学クラスの中で23番という優秀な成績を収めた。上位にランキングした経験のない私にとっては何よりも嬉しく、どうしても自慢したくなる。娘の成績発表があってからここ2週間、私は会う人ごとに娘の成績を自慢した。また、娘も父親のべた褒めに上機嫌だった。
ある日、寄宿舎に娘を迎えに行った時のことだった。娘は車に乗ると落胆した様子で、「学校からの成績表は見ないで欲しい」と言った。私は何事もなかったかのように、「どうした?駄目だったのかい?」と軽く聞いたが返事はない。娘はだまったまま窓を下ろして、ボーっと外を眺めている。私は、絶対に成績表を開けないことを約束し、最高得点を取った科目だけを教えてもらうよう娘と交渉した。娘が重い口を開くと、クラスでビリかもしれない、という。
私は娘との約束を堅く守り、成績表を開けることはしなかった。翌週、娘からの電話で本当に成績が最下位だったことを告げられた。私は明るい声で娘の努力を称える慈父を演じながら、「41人のクラスメートに、あまりプレッシャーをかけないようにね」と冗談を言った。
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