【呉校長先生の随筆】 ー章くんの成長ー

【大紀元日本11月18日】章(あきら)くんは、我校の悩みの種。気性の激しい彼は、1年生のときから不登校や飲酒、喫煙を繰り返し、帰宅はいつも夜中の1時をまわる。彼のやんちゃぶりは、いつどこで何をやり出すのか全く分からない。

3週間前、私は初めて章くんと校門で顔を合わせた。茶髪をなびかせながらビーチサンダルを履き、手には学習カバンもない。私はだるそうに歩く彼に向って、「お早うございます。私は新任の校長の呉です。初めまして。君の名前は?」 と自己紹介をした。彼は「えっ」と少し驚いた後、(※)檳榔子(ビンロウジ)で黄色くなった歯を見せ、迷惑そうに「あきら」 と答えながら、私を横目で眺めた。

私は晴れやかな笑顔で、自分はこの口湖(コゥフー)地区の紳士だ、と話した。章くんは、この新任の校長が何を企んでいるのかと探りながらも、少し戸惑っている様子だった。とっさに私は、「2カ月後、君を紳士に変身させて見せます」 と言うと、頭を少し軽く下げて、颯爽とその場を去った。章くんが私を指しながら、「精神異常だ」という言葉を吐いたのが私に見えた。

▶ 続きを読む
関連記事
昔から、人々は微生物に囲まれて生きてきました。私たちは、土から採ったままの野菜を食べていました。しかし、微生物 […]
糖にはブドウ糖・果糖・ショ糖があり、体への影響は同じではありません。果糖やショ糖の過剰摂取は血糖値が上がりにくくても脂肪肝や肥満、2型糖尿病の原因になる可能性があります。
豆の色は五臓と深く関係し、体質に合った豆を選ぶことで免疫力や体調を整える助けになります。あずき、緑豆、大豆、フジマメ、黒豆の特徴と活用法を紹介します。
高速道路脇でくつろぐ巨大グリズリー——偶然の出会いが生んだ奇跡の一枚。カナダ・バンフの大自然と、野生動物の意外な素顔に心が和む写真ストーリー。思わず見入る体験談です。
「自分を大切にする」とは、甘やかすことではない——快適さに流されがちな時代に、本当の自己愛とは何かを問い直す一編。心と生き方を整える、少し厳しくも深いヒントが詰まっています。