3千人の警備隊に車で突っ込む 男性、死亡か 湖北省で立退き抗議事件

【大紀元日本11月23日】 中国の湖北省武漢市黄陂区後湖村で16日、現地当局による大規模な家屋強制取壊の工事を阻止するため、住民のゴン澤林さんが車で警備隊に突っ込むという事件が発生した。警備員12人が負傷。ゴンさんはその後、武装警官に暴行されて病院で死亡したもよう。

現地住民の証言によると、ゴン澤林さんの妻は以前、交通事故で亡くなり、娘と2人暮らしだった。強制取壊の対象となる自宅は、妻の交通事故の賠償金と高額のローンで建てたもの。当日、ゴンさんは現場で取壊を止めるよう政府関係者に懇願し続けたが、聞き入れてもらえなかった。怒り心頭のゴンさんは、自家用車に乗って警備員の隊列に突っ込んだ。その直後、ゴン澤林さんは車から引きずり出され、武装警官からひどい暴行を受け、病院に運ばれた。

現地当局の発表では、工事関係者12人が負傷。そのうち4人が重体。ゴンさんは病院で治療を受けているという。一方、現地住民は、ゴンさんが同日夜7時ごろ病院で亡くなったことを証言しており、当局の発表とは食い違いをみせている。

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