中国食糧生産に隠された課題(3)

【大紀元日本11月29日】

農業の抗災能力が脆弱

天災がない時でも水不足が恒常化している中国では、自然災害の要素を考慮に入れれば、食糧生産の危機がもっと顕著になる。今年3月、著名な農業専門家・李昌平氏は、「経済改革後、中国の農業の抗災能力が日増しに弱くなった」と指摘した。その理由は、世界各国は皆、農家同士の共済を通し自然災害への対抗能力の増強を図っているが、中国だけは改革後、「小農家による独自経営」が最適な制度だと信じている。そのため、長年にわたり、農村の水利システムや防災システム、全体の経営システムの構築が軽視されてきた。中国では一定の食糧を産出するために使われる化学肥料や水、農薬は、世界平均の2倍に上っている。すなわち、中国の農業環境の脆弱性は世界平均の2倍で、水・肥料・種子・除草剤・農薬などの要素のなか、何か一つでも不足、或いは、人的制約を受ければ、中国の農業に巨大な損失をもたらすことになる。

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