【呉校長先生の随筆】 ーあだ名大作戦ー

【大紀元日本12月13日】誰でもあだ名を持っている。私が最初に生徒たちにつけられたあだ名は、名前(雁門)にちなんで、「アヒル」。変わったあだ名だったが、少なくとも朱先生の「エロ男(エロオ)」よりはマシだと思った。

あだ名を作ってはからかう生徒たちの中で、毎朝7時に登校する3年生の林くんは特にいたずらが好きだった。学校に着くと、真っ先に私のオフィスへ直行し、私を観察する。これが2週間も続き、まるで「教育と補導理論」の実務試験で私の実力を試しているかのようだった。いつものように、林くんの視線を感じた私が机から顔を上げると、彼は「アヒル」と大声で叫びながら早足で逃げた。途中で何度も「アヒル」「アヒル」と叫ぶのだ。少し耐えられなくなった私は、彼のいたずら好きな習慣を変えてやろうと考えた。

次の日の放課後、私は林くんをつかまえると、少し怯えた様子の彼の肩を押さえながらオフィスに連れて来た。オフィスに入って窓を閉め、ドアをロックする私を見て、林くんは顔を真っ青にしてもう2度と冗談は言わないと素直に謝った。私は、「冗談を言っても大丈夫だよ」 と返事をした。

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