中国国内の禁書、香港空港で販売好調

【大紀元日本12月16日】香港空港の書店では、中国国内で出版・発売が禁止されている書籍が飛ぶように売れている。最も人気の高い著書は、毛沢東時代の歴史や、文化大革命の回想録、現中国共産党の政治体制に関する評論などである。

出版関係者によると、これらの本の情報源はほとんど体制内部の高官である。「読者の多くも同じく体制内部の人たちで、内部情報への関心度は極めて高い」「人々がいったん真実を知ってしまったら、中国共産党政権は、存続の合法性が問われ、巨大な危機に直面することになる」と出版関係者は語った。

空港書店の店員によれば、購入者は皆中国国内の観光客である。「多くの人は帰国する前にわざわざ書店を訪れて、禁書を買っています」「入国審査でばれないように、本を汚れた服の中に隠すようアドバイスしています。入国審査官もさすがに汚れた服に手を突っ込みたくありませんからね」という。

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