神韻2011世界ツアー開幕  米ダラス公演 感動の嵐

【大紀元日本12月22日】米国ニューヨークに拠点を置く神韻芸術団による世界巡回公演「神韻2011世界ツアー」が12月17日夜、米テキサス州ダラス市で開幕した。神韻芸術団による世界ツアー公演は、今回で5回目。中国国内では失われてしまった正統な中国伝統文化を現代に復興させるとともに、伝統を基礎として新たに創造する芸術文化を目指して、2007年より毎年おこなわれている。神韻芸術団は、海外に在住する華人を中心に結成された芸術団で、現在、神韻ニューヨーク芸術団・神韻巡回芸術団・神韻国際芸術団の3団からなる。

米政府要人から祝辞多数

神韻2011世界ツアーの先頭を切って開幕したダラス公演は17日より19日までの3日間、神韻ニューヨーク芸術団の出演で4回の公演がおこなわれた。公演会場は、ダラス市で最も権威と格式あるウィンスペア歌劇場である。

いよいよ初日公演の開幕。観客が胸を高鳴らせながら静かに開演の時を待つ場内に、荘厳な銅鑼の音が響き渡る。ゆるやかに幕が上がった舞台上は、眩いばかりに光輝き、仙女が舞い、仙界の音楽が奏でられる天上世界であった。客席から湧き上がるどよめきと歓声、そして嵐のような拍手。それが神韻2011世界ツアーのスタートを、高らかに告げていた。

今回で5回目となる神韻ダラス公演の開幕に当たり、米国政府の国会議員を始め、テキサス州議会議員など各級の政府要人から神韻芸術団へ、数十通に上る祝辞や応援メッセージが届けられた。

米上院議員のカイ・ヒッチソン氏は、その祝辞の中で「神韻芸術団によるダラス公演開催に心からの祝福を申し上げます。神韻のステージは、博大にして深遠なる中華文化を表現するものであり、最も傑出しています。神韻世界ツアーの成功と盛況をお祈りします」と述べている。

また会場となったウィンスペア歌劇場の支配人ジョス・ストート氏は、「ダラスが今年の神韻世界ツアーの開幕スタート地になったこと、そして当劇場がその会場となったことは、私たちにとって最高の栄誉です」と語った。

感激 喝采 そして涙 

世界トップレベルとの評判もある神韻のステージは、それを目にした観客に、舞台芸術としての感動ばかりでなく、魂の浄化や精神面での啓発といった特別な作用までもたらしている。観客は、神韻と自身との出会いを生涯にも得難い「美しき奇遇」と称し、希望と光明に導く福音であると賛美して止まない。だからこそ神韻のステージを前に、観客の多くが歓び、笑い、そして感動の涙を流すのである。

初日のステージを見た観客の1人、ヘレン・ウィルソンさんは、今回で3回目の神韻鑑賞。家族十数人分のチケットを買って、全員でこの日の鑑賞に来たヘレンさんは、感想を次のように語った。

「私は毎回、神韻を見て感動し、涙を流すのです。今日は私の家族をたくさん連れてきました。家族は初めて神韻を見ましたが、皆とても感動して、これは最高のクリスマスのお祝いだと言っています」

来年4月 神韻 再び日本へ

米ダラス公演を皮切りにスタートした神韻2011世界ツアー。これより神韻芸術団の3団が、それぞれ最高の演目を揃えて、世界各国の神韻ファンが待つ場所へ行く。演目は毎年すべて新しいものに変えられるため、それを楽しみにする各国の「神韻リピーター」も多い。

日本では来年4月20日から29日までの間に、東京、仙台、西宮、広島の各都市で、8回の公演がおこなわれる。

神韻日本公演の主催者であるNPO法人日本法輪大法学会の鶴薗雅章代表は、「神韻が伝えるものは、もはや中国本土では見られない、正統な中国古典舞踊であり本物の中国伝統文化なのです。多くの日本の皆様が、この得難い機会を逃すことなく、すばらしいステージをご覧いただけるよう願っています」と語る。

中国伝統の古典舞踊、中国の各民族の舞踊、中国伝統楽器の演奏、古典や現代の物語を題材にした舞踊劇、一流ソリストによる独唱、さらに背景幕に投影される立体動画、西洋楽器と中国伝統楽器が融合した神韻オーケストラの演奏など、魅力あふれる演目が目白押し。今回で5回目となる神韻日本公演に、日本国内の期待も高まっている。

12月17日夜、神韻ダラス公演の初日、ステージに見入る観客(撮影・愛徳華/大紀元)

12月19日午後、神韻ダラス公演の最終公演で、ステージに拍手を送る観客(撮影・愛徳華/大紀元)

(記者・張楽瑶、翻訳編集・牧)