香港市民、「自分は中国人」意識 返還後最低に 毒ミルク訴訟など関係する
【大紀元日本12月27日】香港市民の中の、自分は「中国人」という意識が返還後最低となり、「自分は香港人」という意識が大幅に上昇していることがアンケート調査により明らかになった。22日付のVOAが伝えた。
12月初旬、「香港大学民意研究計画」は、無作為に抽出した1013人に対しアンケート調査を行った。対象者は「香港人」、「中国の香港人」、「中国人」、「香港の中国人」の中から自分の身分として認識しているものを選択。結果、36%が「香港人」、21%が「中国人」、28%が「中国の香港人」、14%が「香港の中国人」 だと認識していることが明らかになった。
今回の調査結果で注目すべき変化は自分の身分が「中国人」であるという意識を持つ香港市民がわずか21%だったという点だ。この結果は半年前の同様の調査結果に比べ7%低く、中国への返還後、最も低い値となった。また、半年前の調査では香港市民が自分を広義の意味で中国人であるという意識が、香港人であるという意識を初めて上回ったのに対し、今回は総合的に分析すると、64%が広義の意味で香港人であるとの認識を持ち、中国人であると認識する人は35%と減少している。
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