【大紀元日本1月12日】9日、神韻(Shen Yun)のニューヨーク公演を見る機会があり、さっそくリンカーン・センターへ友人と連れ立って行ってきた。
ニューヨークのアッパー・マンハッタンの西にあるリンカーン・センターは有名な歌手やダンサーなどがよく出演し、クラシック音楽やジャズ、オペラ、バレエなどの定期公演が季節ごとに行なわれる。観光客をはじめ、芸術を愛する大勢の市民が時期を問わずこの劇場を訪れる。
神韻の演目の踊りには、「西遊記」に出てくる三蔵法師や孫悟空、映画などで有名な一休さん、酔拳を思い起こさせるものなど、馴染み深い物語もある。踊りはすべてハイレベルなテクニックを駆使し、コミカルな演出で観客を大いに笑わせてくれる。
私個人の好みから言うと、男性の踊りが力強く、エネルギッシュで好きだった。モンゴルの草原で馬に乗ったように走る踊りと、今なお宮廷の地下に眠っている埴輪の兵士の踊りには、見ている私の方までわくわくした。
もちろん、女性の優美で美しい踊りも引けをとらない。天女を思わせる女性たちの華麗な踊り、春の美しい梅をデザインした扇の踊り、優雅な宮廷でのエレガンスな踊りなどが、見るものを夢心地にさせ、私たちを別天地にいるような感覚にさせる。オペラ歌手の歌声も力強く、その声と歌詞が私の心に強く響きわたった。
神韻が観客に伝えようとしているのは中国の歴史ばかりでなく、信仰の自由などの中国が直面している問題もあり、興味深かった。生演奏のリズミカルで美しい音楽と踊りが舞台で一体となり、その強いエネルギーが観客に伝わってきて、非常に心地よい。政府関係者をはじめ、芸術・音楽・教育・経済界などのあらゆる業界の人たちがこの公演を鑑賞し、特に文化人の来場者も多いと聞いている。
吹きすさぶ冷たい風と雪がまだ残るニューヨークで、この公演が見るものを引きつけてやまず、素晴らしい何かを私たちに与えてくれたと感じたのは私一人ではあるまい。
神韻(Shen Yun)芸術団の公演は今月6日から16日にかけてリンカーン劇場のメインのひとつ、デビッド・H コッチ劇場で上演されている。
日本公演は2011/4/20(水)~4/30(土)まで、東京、仙台、広島、兵庫で行われる予定。神韻チケット販売のホーム・ページは、http://www.ticket-online.jp/まで。
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