【呉校長先生の随筆】 ーもう一人の息子ー
【大紀元日本1月18日】学校の3階の使われていなかった教室が閲覧室に改造されてから、寂しかった教室が急に賑やかになりました。私は階段に近い窓際に自分専用の席を作りました。表向きは生徒たちと親しくするためでしたが、実質上は、いたずら好きの生徒たちに閲覧室でおとなしくしてもらうためでした。
毎日2時限目の授業が終わると、2年生の男子生徒十数人が私専用の席の横を通ります。すると、いつも「お父さん、こんにちは!」「お父さん、お元気ですか」と親しく挨拶をしてくれます。私はいつも笑顔で彼らを迎えますが、どうしても気になって「お父さんと呼んでもいいけど、絶対にお爺さんと呼んではダメだよ」と何度も頼みました。子どもたちはゲラゲラ笑いながらも理解を示してくれました。時々間違うと、自分の頭を掻きながら申し訳なさそうに言葉を改めてくれます。
一学期が終わり、私はより多くの子どもたちと親しくなりました。子どもたちに「お父さん、お父さん」と呼ばれる度に、いつも5年前の出来事を思い出します。
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