地元住民も加入 フクシマ50は580人に 命掛けの作業は通常の賃金で

【大紀元日本3月26日】核放射線に被ばくする危険を冒して、停電する原発の現場で懐中電灯を頼りに高いところに登って送電線を修復する。放射線漏れの災難を阻止するための命掛けの作業だ。24日、福島原発の現場で作業にあたった男性3人が被ばくしたニュースが伝えられた。

大地震の中で深刻な事故が続発したことから、日本を放射能漏れの危機に晒した福島原発が非難を浴びるなか、現場に残った作業員が脚光を浴び、世界で無名の英雄として賞賛されている。海外メディアから「フクシマ50」と呼ばれるこれらの作業員は実は、地震発生時に監視のために退避しなかった東電の職員50人だけではなく、子会社や下請けの作業員も含め総勢約580人の交代作業体制をとっている。中には臨時で雇用された地元の作業員も多くいるという。

死を覚悟での作業は自ら志願して乗り込むことが求められている。しかも、通常の賃金で。 ウォール・ストリート・ジャーナル25日の記事で、知られざる「フクシマ50」の姿がクローズアップされた。

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