「腎臓移植の仲介で荒稼ぎ」 中国の生体臓器売買の闇

【大紀元日本4月20日】26歳の胡傑さんは湖南省出身。17歳から広東省で溶接工として働く。2千元(約2万5千円)の月収に苦悩する胡傑さんは、次第に博打に手を出す。昨年10月、公園で同郷人と賭け事をした胡さんは2万4千元(約30万円)負け、2カ月以内に支払うこととなった。途方に暮れた胡さんはインターネットで「有償腎臓提供」の広告を目にし、4万元(約50万円)で自分の腎臓を売ることにした。

そして今年1月6日、3人のブローカーと一緒に胡さんは山西省臨汾の長良医院に向かった。しかし、田舎の粗末な病院を前にした胡さんは足がすくんだ。「まさかこんな所で手術をするとは。ここで死んでしまうかも」と恐怖に怯える胡さんにはもう逃げ道がなかった。病院の扉が締まり、3人のブローカーが胡さんを取り囲んだ。泣き叫ぶ胡さんに、3人は「叫んでも結果は同じだ。腎臓を取らせないと命を取るぞ」と言い放ったという。

夜8時、胡さんは簡易な手術台に乗せられた。「1分もしないうちに、手の甲に点滴と麻酔が打たれた」。目が覚めたのは夜の11時頃。腹部に激痛が走り、めまいもする。服を捲ってみると、左の下腹部に新しい傷口ができていた。「彼らは14針縫ったと言うけど、測ってみたら15センチもあった」。翌朝ブローカーが姿を消し、携帯に「2万7千元振り込んだ。人にしゃべるな」とのメッセージが残っていた。

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