ビンラディン死亡、中国でも強い反響 米批判の政府系と大喜びの民衆

【大紀元日本5月3日】オバマ米大統領が発表したオサマ・ビンラディン容疑者殺害のニュースは中国人の間でも大きな関心を呼んでいる。国営新華社は2日、速報を流した後、夕方に「ビンラディンが死んでも、米国は反テロ戦争の悪循環から抜け出すことは難しい」とする論評を配信した。また、中国中央テレビの関係者から、ビンラディンを「アラブ世界で史上もっとも偉大な民族英雄」と高く評価する発言も見られた。

一方、政府の論調とは逆に、中国のネットユーザーの間では喜びの声が溢れ、「カダフィ一族は終わった。今ビンラディンも死んだ。その次は誰?7月1日(中国共産党政権設立記念日)に期待する」など、中国で共産党による独裁体制の崩壊を期待する声が相次いでいる。

政府系、米国批判の論調

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。