日本三景・宮城の松島 「以前と変わらぬ景色」に

【大紀元日本5月6日】東日本大震災で津波被害を受けた宮城県の名勝・松島は、地元観光局によると、今年のゴールデンウィーク期間中の観光客は例年の約3分の1となったという。しかし市の関係者や観光関連施設、ボランティアらの懸命な復旧作業により、多くの観光客に「震災前と変わらない美しさ」と言わしめる風景を取り戻した。

3月11日、1.5メートルの津波が松島地区を襲った。260もの島群には、魚網が引っかかった養殖カキのイカダが打ち上げられ、76隻あった小型遊覧船のうち15隻が消失した。沿岸道路沿いに並ぶ土産屋や飲食店は、一階部分はほぼ完全に浸水し、商品や食材は大量のゴミとなり一帯に散らばった。島と陸を結ぶ赤い3つの橋の内、木造の2つが消失した。

2、3日後には県の福祉協議会関係者がゴミや瓦礫を除去する作業を開始し、ボランティア団体も数百人単位で訪れて活動した。貴重な水の消費が少ないジェット噴射付の清掃機具を使った本格的な泥除去作業に入ると、沿岸一帯は元の美しさを取り戻した。

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