クリントン米国務長官:中国のアフリカ投資は「新植民地主義」

【大紀元日本6月17日】クリントン米国務長官は、アフリカ三国歴訪の際に、アフリカ諸国は外国政府と投資家による「新植民地主義」を警戒すべきであると述べた。ロイター通信は、この発言では中国を名指しで挙げることはなかったが、明らかに中国をほのめかしていると分析している。

クリントン長官は、中国政府によるアフリカへの援助・投資は常にアフリカの人々の利益を考慮しているものではないと発言し、透明性と政治との関わりは、必ずしも国際基準に沿うものではないことを指摘した。

さらに、かつての植民地制度による統治について長官は、「外国人がアフリカにやってきて、自然資源を持ち去り、指導者にお金を払い、立ち去っていく。現地を離れる際、アフリカの人々にはあまり多くを残さない。アフリカで新たな植民地主義が現れることは望まない」と述べた。

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