中国の牛乳品質基準、「世界最低」か

【大紀元日本6月21日】先日、福建省福州市で行われた酪農関係者による討論会の席で、中国の酪農業会で設定されている1ミリリットル当たり牛乳許容細菌数200万という基準は、「世界最低」「世界の酪農の恥」と、会議に参加した専門家が批判の声をあげた。

国内紙・第一財経日報の報道によると、広州市酪農協会の王丁棉理事長は、中国の酪農業界は数社の大企業に独占されているため、基準の制定もこれらの企業に左右されていると指摘。その基準は「世界でも最低レベルだ」と発言した。

同協会の専門家(匿名希望)は本紙取材に対し、中国の牛乳に含まれる細菌許容値は、外国に比べはるかに多いと指摘している。「多くの国では1ミリリットル当たり20万、台湾は10万。しかし、中国の牛乳に許されている細菌数は200万だ。これは牛乳の汚染度のひどさを意味している」。ちなみに日本の基準は食品衛生法で1ミリリットル当たり5万以下と定められている。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。