台湾の李登輝元総統、公的資金6.3億円横領で起訴

【大紀元日本7月1日】台湾の元総統・李登輝氏は30日、779万ドルの台湾国家安全局の資金を横領した容疑で、台湾検察に起訴された。台湾元総統が起訴されるは、李氏の後継である陳水扁氏についで2人目となる。

台湾検察官によると、李氏は総統在任期間の1988年から2000年までに、機密外交基金の名義で情報機関・国家安全局から、李氏が名誉理事を務める民間シンクタンク「台湾総合研究院」を設立する目的で横領したという。

最高検察庁が発表した起訴状には、「李登輝氏はマネーロンダリング(資金洗浄)を通じて、779万ドル(約6億3000万円)を私的に横領した。シンクタンクを設立するための資金として顧問と相談した結果、国家安全局から流用することを決めた」と記されている。李氏の経済顧問であった劉泰英氏も同時に起訴された。

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