故障相次ぐ中国高速鉄道 専門家「根源に汚職体制」
【大紀元日本7月15日】6月30日に開通した北京と上海を結ぶ高速鉄道「京滬高速鉄路」は、ここ数日間、故障が相次ぎ発生しており、中国国内ではその安全性への懸念が高まっている。専門家は、官民癒着によるずさんな工事が原因であり、その根源に汚職体制という体質的なものがあると指摘している。
同高速鉄道について中国政府が当初、「世界をリードする中国の高速鉄道技術」と自負して、米国で技術特許を申請する意向すら示していた。新幹線の技術を多く取り入れているという日本側の主張に対して、中国政府・鉄道部の王勇平報道官は「ずうずうしい、大ぼら吹き」などと非難し、「新幹線と同一に論じられないレベル。速度だけでなく快適さ、車両や路線部分の技術で、大きな差をつけている」と発言していた。
そのような状況の中、同高速鉄道はここ4日間で3回の故障が発生し、ダイヤが大きく乱れることとなった。
関連記事
【大紀元日本12月28日】今年7月、40人の死者を出した中国高速鉄道がこのほど、新たに時速500キロ走行が可能な高速列車を完成させたという。大手鉄道車両メーカー・中国南車が26日、車両を公開した。同
【大紀元日本11月22日】7月23日に浙江省温州市で発生した高速鉄道追突事故について、事故調査団が、事故の主因は「組織と管理体制の不備」にあるとする報告書を9月末に提出していたことが明らかになった。
【大紀元日本9月29日】事故続きの中国の鉄道で、今度は傷害致死事件が起こった。26日早朝、広東省深センから安徽省合肥に向かう列車内で、乗務員による傷害致死事件が発生し、乗客1人が死亡した。国内メディ
【大紀元日本9月28日】上海市の地下鉄10号線で27日午後2時45分頃(現地時間)、列車同士の追突事故が発生した。現地当局の発表によると、事故の負傷者は日本人2人を含む271人。20人は重傷で、その
【大紀元日本9月28日】 「災難は忘れたころにやってくる」。2カ月前の温州鉄道追突事故。一時集中していた世間の関心も時が経つにつれ薄れていく中、27日、中国の大都市・上海市で事故がふたたび発生した。