内モンゴルで再び抗議活動 激化する対立

【大紀元日本7月29日】南モンゴル人権情報センターによると、7月18日、十数台の大型トラックやブルドーザーに乗り込んだ200人余が内モンゴル自治区赤峰市バイリン右旗の村で百頭以上の家畜を轢き殺し、家畜や自分たちの草場の権益を守ろうとしたモンゴル族の遊牧民20人以上に怪我を負わせた。米VOAが伝えた。

今年初め、隋と言う名前の商人と現地政府職員が結託し、同市バイリン右旗のシラムレン鎮の草原1万畝(1畝は6.667アール)以上を安く手に入れた。現地遊牧民は彼らに草原を横領されたことに強い不満を持ち、4月から現地政府に返すよう何度も陳情したが、満足できる回答は得られなかった。

南モンゴル人権情報センター主任・エンフバト氏はVOAの取材に応じ、この事件後、千人以上の現地遊牧民らがシラムレン鎮に集結し、草原を安く売り払った現地政府に抗議し、事件当事者を罰するよう訴えたと話した。

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