英国バイリンガル子育て奮闘記(98)アムネスティーへの手紙(2006年)
【大紀元日本8月1日】2年制の高校でのインターナショナル・バカロレアのコースでは、6教科の履修に加え、コミュニテー・サービス50時間というものが課されていた。社会に貢献することならなんでも良いようで、オリエンテーションを兼ねての1泊キャンプに参加して小道の清掃をすれば、コミュニティー・サービスに数時間が加算されるようになっていた。
キリスト教徒の友人の勧めで、娘は「ホームレスに朝食を」という宗派の枠を超えた共同プロジェクトに参加した。週に1回、ベーコンや卵のイングリッシュ・ブレックファーストを調理しに、近くの救世軍に通いコミュニティー・サービスの時間に充てていた。手作りの蓮の花を救世軍のオフィスに持って行き、中国の強制労働のことなどを話したら、お金がほとんどないはずの人たちが、「俺は絶対に中国製造のズボンは買わないんだ」と言い張っていたそうだ。たまたまホームレスになっちゃっただけで、実は根の良い人たちなんだと娘は学んでいた。
また、人権侵害の被害者のために取り組むアムネスティー・インターナショナル(英国が発祥地)の活動も校内にあり、自分の信条により投獄されている一人の囚人を取り上げて、その国の首脳や収容所の責任者に保釈を願う手紙を書くことも、コミュニティー・サービスの時間に加算されるようになっていた。担当教師が指導するミーティングで、娘は法輪功学習者のことを皆に説明し、投獄されている一人を取り上げ、手紙を書いた。なんと、その人がタイミングよく釈放され、担当教師も、こんな体験は始めてだと目を丸くしていたという。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。